
アルコール消毒液「手ピカジェル」
アルコール消毒液「手ピカジェル」を販売する健栄製薬は、衛生管理の重要性を広く発信するための産学連携の取り組みとして、山野美容芸術短期大学(八王子市)と共同で、手指の汚れに関する衛生検査を実施した。同短期大学在学中の学生を対象に、ATP拭き取り検査方法で微生物や菌などの汚れを測定したところ、手のひらや指先(爪の間)からは多くの汚れが検出され、特に爪の長い(2mm以上)学生では汚れが目立ったという。通常の施術授業も含め、日頃から手指衛生の意識が高いと思われる学生も、指先のケアに関しては意外な“落とし穴”があったようだ。冬場は、インフルエンザやノロウイルスによる食中毒など、注意したい感染症も少なくないことから、健栄製薬では同調査を受け、さらなる手指衛生意識の啓発に力を入れていく考え。
調査は今年10月、山野美容芸術短期大学に在学する、施術授業・実習授業時間外の学生108人に、手のひら、指先(爪の間)をATP拭き取り検査法で行った。手のひらに関しては、利き手側を縦横3往復にわたり拭き取った。指先に関しては、爪裏の付け根から1mm以上(指先皮膚を含む)、爪1個につき1往復拭き取り、利き手の片手5本分を拭き取った。
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