◆日本漢字能力検定協会が毎年発表するその年の世相を表す「今年の漢字」。全国から届いた16万を超える応募集計の結果、第1位は「税」に決まった。消費税率が17年ぶりに8%に引き上げられ、税について考えさせられることは確かに多かったから納得ではある
◆4月からの増税を前に、日常生活に欠かせない消費財の買いだめや高額商品の駆け込み消費が増加した。日用品や電車・バス・タクシー運賃、電気・ガス・水道など公共料金も実質値上がりし、家計へも大きく影響した。税金という面からは、国会議員や県議会議員による“政治と金”問題も頻発した
◆2位はソチ五輪やサッカー、テニスなどスポーツの盛り上がりと、デング熱やエボラ出血熱など感染症を背景にした「熱」で、以下は嘘、災、雪、泣、噴、増、偽──などが続く
◆無季言子なりに今年の医薬品小売業界を顧みて「辛」はどうか。「つらさ」もあるが、「辛抱」の意である。薬局やドラッグストア、薬剤師を活用した健康情報拠点の整備が進めば、来年は新境地が「拓」けるはずだ。
「今年の漢字」
2014年12月24日 (水)
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