日本OTC医薬品協会は19日、新年記者会見を行い、2015年度の事業活動などを説明した。吉野俊昭会長(ロート製薬社長)は、15年度の大きなテーマとして「OTC医薬品産業グランドデザインの実践」を挙げ、今年5月の同協会の総会をメドに詳細を公表できるように準備を進めていることを明らかにした。また、重点的に取り組む活動としては、▽一般薬等に関する所得控除制度の創設▽スイッチOTCの促進▽ビタミン含有保健剤の承認基準の見直し▽薬育▽日本の一般薬を海外の生活者にも利用してもらえるようにする取り組み――の五つを掲げた。
吉野氏は昨年を振り返り、「日本再興戦略をはじめとする政府方針や法律の中でセルフメディケーションの推進に関するものがいくつも盛り込まれ、国策として取り上げられた」と指摘。「今年は、そうした追い風を受けて、セルフメディケーションを一気に加速させていきたい」と述べた。
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