
小林製薬は11日から、パウダー配合でべたつかず、あせものかゆみを素早く鎮める、ジェルタイプのあせも治療薬「アセモアパウダージェル」(第2類医薬品)を新発売する。非ステロイドで無香料・無着色で、子供から大人まで幅広く使用できる。また、歯槽膿漏予防の薬用歯磨「生葉(しょうよう)」ブランドからは、13種類の天然植物由来成分と、ひきしめ成分を最も多く配合した「生葉EX」(医薬部外品)を10日に新発売する。
夏のあせもは小さな子供だけのものでなく、最近では猛暑の影響もあって、大人でもあせもに悩む人は結構見られるように、世代を問わない悩みといえる。小林製薬が行った生活者調査(対象45人)では、市販のあせも治療薬の不満点として、約6割が「手が汚れる、ベタつく」、約4割が「子供の肌がベタつく」とするなど、ベタつきに対する不満が目立ったという。
今回、新発売する「アセモアパウダージェル」は、パウダー配合でベタつかず、白残りしないジェルタイプのあせも治療薬。ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン成分)とリドカイン(局所麻酔成分)がかゆみを素早く鎮め、イソプロピルメチルフェノール(殺菌成分)があせもの悪化の原因となる雑菌を殺菌する。
ジェル基剤に非常に細かいパウダーを使用しているので、サラサラとした使い心地で、白残りもない。あせも、かゆみ、ただれ、かぶれ、じんましん、湿疹、虫さされ、しもやけ等に1日数回、適量を患部に塗布する。税別希望小売価格は32g800円。

一方、オーラルケアブランド「生葉」は、歯ブラシ、デンタルリンス、口内塗り薬など多様なラインナップで展開し、歯槽膿漏対策をトータルサポートしている。こうした中で同社では、「生葉」「ひきしめ生葉」ユーザー150人に調査を行ったところ、現使用品より高い効果を求める点として、最も多かったのが「歯ぐきをひきしめる効果」で、約4割に見られたという。
新製品の「生葉EX」は、13種類の天然植物由来成分を配合し、「生葉」ブランドの中で“ひきしめ成分”を最多配合した薬用歯磨剤で、抗炎症、止血、殺菌、収れん、血行促進など多数の作用により、歯槽膿漏を予防する。香味は、ひきしめ実感のあるハーブミント味となっており、税別希望小売価格は100g1500円。
なお、同じく10日からは、歯を磨くと同時に歯ぐきをマッサージできる“極幅ヘッド”の歯ブラシ「生葉極幅ブラシ」も新発売する。両サイドの「歯ぐきマッサージ毛」が歯ぐきに優しく当たり、通常のブラッシングで歯ぐきマッサージができ、中央の歯垢除去毛が歯周ポケットの歯垢も除去する。ヘッドは薄型(厚さ3・3mmなので、幅広でも奥歯周りまでしっかりブラシが届く。
毛の硬さは、ふつう・やわらかめの2タイプあり、税別希望小売価格は各300円。