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衣類を虫食いやホコリから守る防虫カバーが普及しているが、衣類を収納する空間自体の臭いが移ってしまうという不満の声も挙がっていた。防虫剤の有力ブランドメーカーでは、防虫カバーに新たに消臭機能を付加した新製品を相次いで投入し、新規ユーザーの獲得と防虫剤マーケットの拡大を目指している。
エステーは今月から、「ムシューダ防虫カバー」シリーズに、メインの防虫機能に消臭機能を加えた「ムシューダ防虫カバー消臭プラス」を新発売した。防虫カバーの不織布に消臭つぶを挟み込んで、収納中の衣類の嫌な臭いも防ぐ。不織布を使用しているため通気性に優れ、取り替えシール付きなので、効果の終了時期が分かって安心。効果の目安は1年間。長さが100cmのスーツ・ジャケット用(3枚入り)と、130cmのコート・ワンピース用(2枚入り)があり、いずれもオープン価格。
このほか、衣類用防虫剤「ムシューダ1年間有効」と「ムシューダ6カ月間有効」については防カビ剤も配合して、防虫機能だけでなく、カビからも衣類を守ることを訴求する新パッケージにリニューアルした。
白元も、防虫剤「ミセスロイド防虫カバー1年防虫」シリーズに、防臭成分を配合した新製品を今月下旬から発売する。300人の主婦に衣類収納実態調査を行ったところ、防虫カバー使用時には収納空間自体の臭いや、カビ・タバコなどの臭いが付着するトラブルを多くが指摘。臭い対策機能が付いた防虫カバーには約9割が購入意向を示したという。防臭成分の配合に加え、即効性と持続性の防虫成分によるW防虫効果を実現した。スーツ・ジャケット用(4枚入り)と、コート・ワンピース用(3枚入り)があり、いずれもオープン価格。
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