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製品検査機器メーカーのキリンテクノシステムは、ドリンク剤などの製造工程で瓶に発光ダイオード(LED)を照射し、ガラス片などの異物が入っていないかを検査する二つの新しい機器を発売した。
一つは液中異物検査機で、生薬などで濁ったドリンク剤でも検査できるのが特徴。瓶に赤外LEDを照射し、カメラで瓶内部の様子を画像として取り込み、異物の混入の有無を判定する。ガラス片であれば0・3mmの大きさを検出できるという。同機は1・6m四方に設置できる省スペースデザイン設計。清掃やメンテナンスがしやすい工夫もした。
価格は3500万円からで、今年度中に10台の売り上げを見込む。
もう一つは空瓶検査機「テクノウオッチャー」で、LEDを空瓶に照射し、底面の異物やガラス片、口天面の割れ欠けなどを画像として取り込み、異物の有無や破損状況を確認する。青色LEDを活用することなどで、0・1mmのガラス片を検出できるという。
価格は800万円からで、今年度中に30台の売り上げを見込む。
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