きめ細かなDBが安心サポート
レセコン設計の豊富なノウハウを有する日立メディカルコンピュータのレセコン一体型電子薬歴システム「Pharma-SEED〈AS〉」は先進のIT技術で薬局内・外を問わず、薬剤師業務の効率化と情報支援により、患者サービス向上に寄与している。
各業務シーンに合わせた使い勝手の良さとその機能性の高さに定評ある「Pharma-SEED〈AS〉」が、さらなる「患者の安心・安全」に向け、「投与量・投与制限」と「相互作用」の二つのチェックデータを新たにオプション機能としてリリースした。
添付文書に掲載された用量の「幅広い範囲の表現」を整理し[1]年齢ごとの「常用量」及び「限度量」のチェック[2]「1日量」だけでなく「1回量」もチェック、さらに[3]「体重」及び「体表面積当たり」の用量チェック――が可能。
特に小児の投与量は年齢や成長の度合いや処方医の意図を含め、多様な切り口があり、その適正量について悩む現場薬剤師も少なくない。同システムは年齢や体重に基づき用量換算し、処方量が範囲外の場合にはアラームで知らせる。患者の体重が分からない場合でも、年齢に応じた平均体重からチェックが行え、薬学的知見を踏まえた的確な調剤を進める上で大きな安心につながる。
さらに、添付文書上で投与量に制限がある場合には、注意喚起のためのチェックがされる。特に投与制限の多い妊婦・授乳婦に対しては、妊娠の初期から授乳婦と5段階で、それぞれ制限レベルの表示がされる。さらなる詳細情報の表示も可能であり、きめ細かなエビデンスにより薬剤師の判断をサポートする。
このほか相互作用データベースがパワーアップし、併用注意のレベルが2段階になった。多数ある併用注意の中から重要な併用注意を抜き出すことができる。
また、特定の疾患や症状については、医薬品の適応症から推測される病名を基に、禁忌の医薬品との組み合わせを知らせる機能が新たに搭載された。
日立メディカルコンピュータ
http://www.hitachi-mc.co.jp/products/pharmacy/pharma-seed/