製薬企業向け受託サービス大手の米インヴェンティヴでCSO事業を担うインヴェンティヴ・ヘルスのマイケル・グリフィス上級副社長が来日し、本紙の取材に対して、「日本では製薬企業向けのMR派遣市場が大きく成長しており、われわれにとって重要な市場となっている。今後は、ITを活用した付加価値の高い情報提供サービスについても強化していきたい」と今後の日本戦略の方向性を語った。臨床開発支援で本格的な事業展開を国内でスタートさせたが、製造販売後領域の支援業務でも「No.1を目指したい」と強い意欲を示した。
同社は、臨床開発から製造販売後まで製薬企業向けの支援ビジネスとして九つの事業セグメントを展開している。特に「臨床第II~IV相試験」、市場参入する前段階で事業立ち上げを支援する「マーケットアクセス」「MR派遣」の三つが好調だ。グリフィス氏は、他のグローバルCROとの差別化要素として、「インヴェンティヴはグローバルCROでありながらもコマーシャルに強い」と自信を示す。
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