「TFLX点眼剤」を発売 大塚製薬、ニデック

2006年05月17日 (水)

 ニューキノロン系抗菌薬の点眼剤として国内で初めて小児に対する用法・用量が認められたトシル酸トスフロキサシン(TFLX)が11日、大塚製薬と眼科向け製品を販売するニデックから発売された。

 大塚製薬が「オゼックス点眼液0・3%」、ニデックが「トスフロ点眼液0・3%」の商品名で販売し、薬価は1mL当たり154・7円。

 同剤は、眼感染症の原因菌に対して幅広い抗菌作用を示す。成人と新生児を含む小児を対象とした臨床試験が実施され、その結果から1月23日に承認を受け、小児に対する適応も認められた。成人、小児ともに1回1滴、1日3回。

 副作用の発生率については、眼刺激が0・97%、点状角膜炎などの角膜障害が0・65%。重篤な副作用としてショックやアナフィラキシー様症状が報告されているが、臨床試験では小児での副作用はみられなかったという。

 大塚は3年後のピーク時に10億円の売り上げを見込む。ニデックは明らかにしていない。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術