日本病院薬剤師会の北田光一会長は6日、山形市で開かれた日本病院薬剤師会東北ブロック第5回学術大会で講演し、次期診療報酬改定を視野に「ハイリスクな場所においても、ぜひ薬学的管理に取り組んでいただきたい」と改めて訴えた。
北田氏は特別講演「病院薬剤師のさらなる飛躍を期待して」で、2014年度診療報酬改定の結果検証にかかる特別調査の結果から、薬剤師の病棟配置が医師の負担軽減や医療の質向上に対し効果があったことが示されたことを評価した。しかし、日病薬の病院薬剤部門の現状調査では、「医政局長通知の業務をできるだけ通常業務としてもらいたいとお願いしているところだが、プロトコールに基づく処方提案が、病棟薬剤業務実施加算の算定施設において実施率が低いことに、問題意識を持っている。このさらなる展開が必要」と指摘。
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