9月10日に公開シンポジウム「転写産物解析を使って疾患を研究する」開催 理化学研究所

2015年06月30日 (火)

開催日時

平成27年9月10日(木)13:00-17:00(懇親会 17:15-19:30)

場所

理化学研究所 横浜キャンパス 交流棟ホール

主催

理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター 機能性ゲノム解析部門

概要

 本理研シンポジウムでは、転写産物解析の1つである網羅的転写開始点解析(Cap Analysis of Gene Expression, CAGE)を使った疾患研究の最前線についてお伝えします。

 第1部では、CAGE法を使った疾患の研究について報告します。ゲノムワイド関連解析(Genome Wide Association Study, GWAS)で同定された表現型関連SNPマーカーとエンハンサーの関連、治療抵抗性小児ぜんそくと遺伝子発現の関係、再生医療の基礎となる細胞のマーカー、歯周病のバイオマーカー、薬物応答プロファイリングやシグナル伝達ネットワークについて紹介します。

 第2部では、CAGE法を利用したい研究者のために、CAGEデータの取得方法、利用できるデータベース、新しい解析ツールを紹介します。

 昨年度実施したシンポジウム「遺伝子発現解析から転写産物解析へ」では、遺伝子に重点を置いた従来の解析法では得られない、タンパク質をコードしないRNAを含めた転写産物解析の情報の有用性について報告しました。本年度のシンポジウムでは、疾患関連の研究に焦点を当て、転写産物解析の重要性をお伝えすることを目的としています。疾患の原因解明、治療方法の研究などに日々取り組んでいる医学、薬学の研究者、製薬会社の研究者の方々のご来場を期待します。

参加費

無料(懇親会:2000円程度)

参加申し込み

下記URLの中の申し込みフォームよりお願いいたします。
URL:http://www.clst.riken.jp/ja/topics/event/150910event/
締切:8月末くらいまでにご登録ください。

プログラム(変更となる場合があります。)

イントロダクション(13:00-13:20)

「From Technology to Biology」
Piero Carninci
(Riken Center for Life Science Technologies Division of Genomic Technologies Director)

第1部 網羅的転写開始点解析(CAGE法)による疾患研究(13:20-15:45)

1.「Transcribed enhancers relevant for human disease」
Erik Arner
(Riken, Center for Life Science Technologies, Division of Genomic Technologies)

2.「Transcriptome analysis of controlled and therapy-resistant childhood asthma reveals distinct gene expression profiles」
AndrewT. Kwon
(Riken, Center for Life Science Technologies, Division of Genomic Technologies)

3.「FANTOM5データベースを活用した新規角膜内皮細胞特異的マーカーの同定」
吉原 正仁
(大阪大学大学院医学系研究科脳神経感覚器外科学(眼科学)/理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター機能性ゲノム解析部門)

休憩

4.「CAGEを使ってシグナル伝達-転写ネットワークを解剖する」
岡田眞里子
(理化学研究所 統合生命医科学研究センター 統合細胞システム研究チーム)

5.「CAGE法を用いた薬物応答プロファイリングの試み」
鈴木治和
(理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター機能性ゲノム解析部門)

6.「CAGE法による歯周炎関連線維芽細胞の新たなバイオマーカーの同定」
堀江真史
(東京大学 保健・健康推進本部 保健センター/理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター機能性ゲノム解析部門)

休憩 10分

第2部 CAGE法を研究に使うには(15:45-16:45)

1.「CAGE法を用いたトランスクリプトーム解析ワークフロー」
眞鍋理一郎
(理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター機能性ゲノム解析部門)

2.「網羅的転写開始点データベース(FANTOM5ウェブリソース)の利用」
粕川雄也
(理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター機能性ゲノム解析部門)

3.「Visualization and analysis of CAGE data using ZENBU genome browser system」
Jessica Michelle Severin
(Riken, Center for Life Science Technologies, Division of Genomic Technologies)

クロージング(16:45-16:55)

近藤直人(理研 ライフサイエンス技術基盤研究センター)

問い合わせ先

理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター
機能性ゲノム解析部門 シンポジウム担当
〒230-0045 神奈川県横浜市鶴見区末広町1-7-22
Tel:045-503-9237
E-mail:LSA-support@gsc.riken.jp



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術