国立がん研究センターは4日、厚生労働省の国立研究開発法人審議会高度専門医療研究評価部会に2014年度業務実績の自己評価を提示した。病院と研究所が連携し、世界で初めて胆のう上皮細胞や肝実質細胞などの長期培養と不死化に成功した臨床研究や産学連携など3項目について14年度目標を大きく上回ったとし、5段階評価で最も高い「S」評価をつけた。
臨床研究の推進では、発がん・予防研究分野と病院の各診療科が連携したことで、手術検体の非癌部より正常膵管上皮細胞、大腸上皮細胞など5種類の細胞の長期培養と不死化に世界で初めて成功し、癌の病態解明に向けた基盤を整えた。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。