医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団=エキスパート研修会認定コースの2015年度「薬害教育エキスパート研修講座―企業リスク最小化の視点から」を10月13~14日、東京渋谷の日本薬学会長井記念ホールで開く。
同研修講座は10年度から開催している。戦後の代表的な薬害について、被害者から生の声を聴くことなどによって、薬害事件の経緯、なぜ防止できなかったか、再発防止に向けた教訓、その教訓は現在の薬事制度に生かされてきたか、薬害問題を今後の安全対策に生かすための課題などについて、系統的に研修できるようになっている。
今回は、被害者に加え、薬害事件を直接担当した弁護士やマスコミ関係者、薬剤問題や企業リスク問題等に詳しい弁護士を講師として迎えている。このため、従来の「薬学教育」の視点に加え、過去の薬剤事件や薬剤裁判から得られた教訓を、今後の医薬品の安全対策や企業におけるリスクマネジメントにいかに活用するかについても同時に学ぶことができる内容になっている。
詳細は同財団ホームページ参照。