
ゼリア新薬は、肝臓水解物・イノシトールなどを配合した滋養強壮保健剤「ヘパリーゼプラスII」(第3類医薬品)を今月6日に新発売したのに続いて、14日からは関節痛・腰痛治療薬「コンドロイチンZS錠」(第3類医薬品)の錠剤を小型化した製品を新発売した。ヘパリーゼ群、コンドロイチン群のいずれも、コンシューマーヘルスケア事業の主力製品群として近年、好調な推移を見せている。同社では両群共に、引き続きTVCMをはじめ多様なメディアを活用した広告宣伝活動を今秋から積極的に展開し、さらなるブランド認知向上と販売拡大を図っていく考え。
肝臓水解物を特徴成分とする滋養強壮保健剤ヘパリーゼシリーズのうち、一般用医薬品では錠剤の「新ヘパリーゼプラス」、ミニドリンク剤の「新ヘパリーゼドリンク」「ヘパリーゼHi」「ヘパリーゼキング」などを展開し、堅調に推移している。
今回新発売した「ヘパリーゼプラスII」は、従来の「新ヘパリーゼプラス」をリニューアルした。天然の良質なレバーを消化吸収しやすいように分解した肝臓水解物を主成分に、肝臓水解物と共に働いて滋養強壮効果を発揮するイノシトールが新陳代謝を高め、ビタミンB2・Eが栄養補給に働く。
新ヘパリーゼプラスでお馴染みの特徴ある赤褐色の糖衣錠で、服用の利便性を考慮して、これまで1回2錠1日3回だった用法・用量を、1回3錠1日2回に改良した。税別希望小売価格は、6錠(SP包装)300円、60錠(PTP包装)1800円、180錠(ガラス瓶包装)4500円。
今回の新発売に合わせ、引き続き俳優やスポーツキャスターとして活躍する川平慈英を起用したCMを11月中旬から全国放映の予定。
なお、ヘパリーゼシリーズについては13日から、肝臓エキス、ウコンエキス、タウリンなどを配合した「ヘパリーゼスーパー」(清涼飲料水)も新発売している。
一方、「コンドロイチンZS錠」は、発売以来50年以上にわたり内服の関節痛・腰痛治療薬として、膝や腰の痛みで悩む多くの生活者の支持を得てきた。同品は有効成分であるコンドロイチン硫酸エステルナトリウムを一般用医薬品では最高用量の1560mg(1日量6錠中)含有しているが、そのため錠剤の直径が約10mmと大きく、ユーザーからは服用しにくいとの声も寄せられていたという。
そこで同社では、添加剤や錠剤形状の見直しなど錠剤小型化について研究を重ねた結果、有効成分の含量(1日量6錠中1560mg)はそのままに、錠剤の直径を約9mmへと10%減少させ、1錠の質量も従来の約340mgから約310mgへと低減し、より服用しやすい製剤化を実現した。
さらには、甘味剤をこれまでのサッカリンナトリウムから、アセスルファムカリウムに変更し、香料も低減することで、より服用しやすい香味に改良されている。税別希望小売価格は、108錠3695円、180錠5600円、270錠7505円。
同品については発売日の14日から、俳優で気象予報士の石原良純を引き続き起用した新たなCM放映もスタートしている。