大日本住友製薬とサンバイオは、細胞医薬品の脳梗塞治療剤「SB623」の北米後期第II相試験の被験者募集を開始した。今後、大日本住友米子会社の「サノビオン・ファーマシューティカルズ」とサンバイオが共同で治験を実施し、米国約60施設で慢性期脳梗塞患者156例を対象に、「SB623」の有効性・安全性を検討する。今後開発を進め、2018年に第III相開始、20年に承認取得を目指す。
「SB623」は、再生医療ベンチャーのサンバイオが開発し、健常人から採取した骨髄液を加工・培養して作製された他家由来の間葉系幹細胞。神経組織に投与すると、脳の神経再生能を引き起こすことにより、損傷した神経細胞の再生を促す効果が期待されている。
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