せん妄治療の第1選択薬について専門医に調査したところ、内服可能な過活動せん妄に68%以上と約7割が抗精神病薬「リスペリドン」か「クエチアピン」の使用を推奨していることが、医療経済研究機構の奥村泰之主任研究員らの研究で明らかになった。奥村氏らは、臨床試験データが不足する中、過活動せん妄に対するリスペリドンとクエチアピンの有効性を検証する、より質の高い臨床試験の実施が求められていると提言した。
せん妄は、集中治療室患者の48~83%が発症し、それにより入院期間の延長、認知症の発症や死亡リスクが高まることが示されている。
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