厚生労働省は18日、昨年12月に策定された「がん対策加速化プラン」に基づき、癌による死亡率減少に向けた具体策の議論を進める方針を、がん検診のあり方に関する検討会に示した。主に癌検診の受診率対策と職域の癌検診のあり方について中心的に議論するため、二つの分野にワーキンググループを設置することにし、実施すべき施策を検討することにした。ワーキンググループでの検討結果は、今夏までに取りまとめる予定。
加速化プランでは、がん対策推進基本計画に示された分野のうち、遅れているため加速することが必要な分野、その分野の施策を加速することにより、死亡率の減少につながる分野に絞り、短期集中的に実行すべき具体策が示された。そのため検討会では、加速化プランの中から、癌検診における実施すべき具体策として、特に受診率と職域の癌検診の2分野に焦点を当て、新たに設置するワーキンググループで取り組んでいく方針を示した。
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