傍聴者から慎重意見も
厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会は22日、B型肝炎ワクチンを10月から定期接種化することを了承した。傍聴者の発言では、母子感染事業の高い有効性から定期接種化に疑問とする意見も出たが、4月以降に生まれた1歳未満の乳児を対象に、原則3回接種する方針を決めた。
5日の予防接種基本方針部会で、B型肝炎の予防接種法における分類をA類疾病と位置づけ、母子感染予防の観点から、HBs抗原陽性の妊婦から生まれた乳児で、保険給付により抗HBs人免疫グロブリンを併用してB型肝炎ワクチンの投与を受けた場合、定期接種の対象外とするなど、定期接種化を了承していた。
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