
相模ゴムは、販売休止していたコンドーム「サガミオリジナル001(ゼロゼロワン)」を、今月から全国販売を開始する。同品は2013年11月に、世界で初めての最薄のコンドームとして発売。その使用感が高い評価を集め、予想をはるかに上回る反響を得たが、一方でその爆発的な売れ行きに対し、「このままではユーザーの要望に応える出荷数が確保できない」と判断。昨年6月末の出荷をもって販売を一時休止していた。
「サガミオリジナル001」は、医療分野で人工心臓ポンプや人工血管カテーテル等の素材としても使用される生体適合性の高いポリウレタン製コンドームで、同社の主力シリーズ「サガミオリジナル002」をさらに25%薄く加工し、世界最高水準の最も薄い18ミクロン(同社測定)の皮膜を実現した。臭いの元である蛋白質を含まず、ゴムアレルギー・フリーも実現。結晶性の高い分子が滑らかな表面を生むことでの自然な使用感、肌のぬくもりが瞬時に伝わる優れた熱伝導性などを特徴とする。開封時に製品を傷つけない個別包装のブリスターパックも採用した。税別希望小売価格は、5個入り1200円。
同社では「約1年間にわたる販売休止期間中に、皆様の期待に添えるよう全社一丸となって生産管理の見直しを行ってきた。安定生産のメドが立ち、全国販売を再開する運びとなった。サガミオリジナル001で、より深い愛を育んでいただければ幸いである」としている。