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【沢井製薬】21年度末に年間200億錠‐設備投資額を110億円追加

2016年08月16日 (火)

中計見直し

澤井光郎社長

澤井光郎社長

 沢井製薬は、2016~18年度中期経営計画「M1 TRUST 2018」を見直し、18年度売上高を修正前の1470億円から1570億円、売上高伸長率を11.7%から14.1%、営業利益を250億円から260億円とするとの事業計画を発表した。設備投資を急ぎ、21年度末には年間200億錠の生産体制に増強する。ジェネリック医薬品(GE薬)数量シェア80%に引き上げる「骨太の方針」が発表される1カ月前に中計をスタートさせた経緯から、事業計画の見直しを行った。今後、骨太の方針への対応のほか、米国進出をさらに加速していく方針だ。

 澤井光郎社長は、9日に都内で会見を行い、「設備投資、人員確保を変更せざるを得ない状況にある」と語った。ただ、GE薬の国内における今後の普及見通しについては、17年の半ばまでに数量シェア70%の達成を目指す計画に対して、「達成が困難」との見方を示す。70%達成に向けては、「18年3月末になんとかいくのではないか」と予測し、80%達成については、「21年半ばになる」と計画が後ろ倒しになるとの考えを示した。


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