内外薬品では、アトピー性皮膚炎の局所治療を目的として、小児科医師の渡辺俊之氏とDHA/EPA含有軟膏の開発に関する共同研究を行ってきた。今回、新たに徳島大学大学院医歯薬学研究部の安友康二教授らの研究グループと共同で、モデルマウスでの検討を行った結果、DHA/EPAを使ったアトピー性皮膚炎治療が、ロイコトリエンB4(LTB4)の産生抑制によって改善効果が得られたという。研究成果は医学誌「The Journal of Medical Investigation」に発表した。
これまでの共同研究で、渡辺医師はDHA/EPA含有軟膏がアトピー性皮膚炎の症状を抑制することを実証してきたが、その作用機序については明らかになっていなかった。そこで今回、アトピー性皮膚炎のモデルマウスを用いて、DHA/EPAの外用療法の有用性および作用機序を検証することとした。
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