富士フイルムは、オーストラリアの再生医療ベンチャーのサイナータ・セラピューティクスに300万ドルを出資すると発表した。サイナータの第三者割当増資を引き受け、サイナータが発行する全株式の10%強を保有する見込み。iPS細胞を用いた再生医療製品の研究開発を加速させたい考え。
契約により、富士フイルムは、サイナータが移植片対宿主病(GVHD)患者を対象に、臨床試験を予定している他家iPS細胞由来間葉系幹細胞を用いた再生医療製品の開発・製造・販売ライセンス導入と製造受託の選択権を取得する。さらに、他家iPS細胞由来間葉系幹細胞を用いた再生医療製品開発に関する技術やノウハウも取得可能となる。
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