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佐藤製薬はこのほど、肝臓水解物のほか、ウルソデオキシコール酸を基準最大量の600mg配合した滋養強壮剤「レバウルソ」を新発売した。 同社によると、最近ではストレスや食生活の乱れによる栄養バランスの低下、飲酒や喫煙など肝臓の酷使により疲労を感じる人が増えていることもあって、肝臓水解物含有製剤の市場は04年から06年の2年間で、販売金額が約7%増と拡大基調にあるという。同社ではこうした幅広い年代層に「レバウルソ」の特徴をアピールしていく。
肝臓水解物とは、新鮮なブタの肝臓を細かくして、消化酵素により蛋白質をアミノ酸やペプチドに分解したもので、アルコール代謝に関与するアミノ酸などを多く含むことから、特に肝臓の疲れからくる疲労回復、肉体疲労時の栄養補給効果が期待される。
さらに、ウルソデオキシコール酸は医療用医薬品として、慢性肝疾患や肝硬変などの胆肝系疾患に処方され、胃や肝臓の働きを助ける。
「レバウルソ」は、服用しやすい糖衣錠で、1日2回服用する。税込み希望小売価格は90錠入り2709円。