あすか製薬は、経口難吸収性抗菌薬「リフキシマ錠200mg」(一般名:リファキシミン)をあす29日に発売する。肝性脳症における高アンモニア血症の改善を効能・効果とした国内初の医薬品となる。
リフキシマは、伊アルファ・ワッサーマンが創製・開発し、あすか製薬が導入したリファマイシン系の難吸収性抗菌薬。劇症肝炎や肝硬変に起因する精神神経症状を主とした重篤な合併症「肝性脳症」では、血液中のアンモニア濃度が上昇し、脳に直接ダメージを与えることが知られているが、リフキシマの投与で高アンモニア血症を改善する。
用法・用量は、通常成人にはリファキシミンとして、1回400mgを1日3回経口投与する。