イスラエルのプルリステム・セラピューティクスと、国内バイオベンチャーのそーせいグループ子会社「そーせいコーポレートベンチャーキャピタル」(そーせいCVC)は、細胞医薬品「PLX-PAD」の商業化に向けた合弁新会社を設立することで基本合意した。そーせいCVCが約1100万ドル(13億円)を調達・投資し、その対価として新会社の持ち分65%、プルリステムが35%を保有する。来年3月までに最終合意を目指す予定。今後、重症虚血肢を対象とした「PLX-PAD」の国内治験を開始し、条件・期限付き承認の取得を目指す。
「PLX-PAD」は、胎盤細胞を、短期間で大量培養できる独自の3D培養技術のもと、胎盤由来増殖細胞(PLX細胞)に変換。患者体内で炎症組織や虚血組織から出される信号に応じて、組織再生に重要な役割を果たす蛋白質のケモカインやサイトカインを放出し、身体の治癒能力を助ける作用をもたらす。
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