厚生労働省は、各都道府県で策定された地域医療構想の状況をまとめ、10日に開いた地域医療構想に関するワーキンググループに報告した。病床機能別に構想区域ごとの病床の必要量について、2015年時点の報告と25年の必要量を参考として比べたところ、多くの構想区域で急性期機能が多く、回復期機能が不足する結果となった。ただ、委員からは「一律に回復期を増やすということはすべきでない」などと慎重な対応を求める声が相次いだ。
地域医療構想は、昨年度末までに全ての都道府県で策定が終わっている。構想区域は341区域で、構想区域ごとに15年度病床機能報告の病床数と25年における病床の必要量を参考として比較した。
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