
服用しやすい「オンジエキス細粒M」
医療用・一般用漢方薬のほか健康食品等の受託・製造・原料販売を手がける松浦薬業(本社名古屋市)は、今月2日から4日まで名古屋国際会議場で開かれた第68回日本東洋医学会学術総会の企業展示で、先頃新発売した「オンジエキス細粒M」(第3類医薬品)を紹介したが、『中年期以降の物忘れの改善』を効能・効果とする同品に、薬剤師も含めた医療関係者の高い関心が示された。これを受け同社では、漢方相談薬局(薬店)を中心に販路拡大に努めていく考え。
オンジ(遠志)は、主に中国北部を産地とする多年生草木「イトヒメハギ」の根を乾燥させた生薬で、遠志の名は「この薬を服すれば能(よ)く智を増し、志を強くする」という薬能に由来しているとされ、健忘などに用いられる。漢方処方では加味温胆湯、加味帰脾湯、帰脾湯、人参養栄湯などに配合されている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。