TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【旭川医大病院薬剤部】年600本超のバイアル削減‐抗がん剤調製にDVO導入

2017年07月12日 (水)

 旭川医科大学病院薬剤部は、昨年4月から入院患者を対象にバイアルに残った抗がん剤を2人目以降の患者の調製にも使用する「薬剤バイアル最適化」(DVO)を開始した。その効果を評価したところ、年間で600本以上のバイアル削減につながり、約500万円の薬剤費を節約できたことが明らかになった。国全体の薬剤費削減に貢献できることや環境への負荷を軽減できることに取り組みの意義があるとしている。

米薬局方要件で無菌性確保

 海外では、複数の患者の抗がん剤調製に使用できる大容量のマルチドーズバイアルが上市されているのに対し、日本には1回の使用を想定したシングルドーズバイアルしか存在しない。そのため多くの病院は、1回の調製ごとにバイアルに残った抗がん剤を廃棄し、使用したバイアル本数単位で保険請求している。病院にとっては、廃棄分の費用も保険で賄えるため損失にはならないが、国の視点からは廃棄している抗がん剤を有効活用することによって薬剤費を削減できる余地が残されている。


[ 記事全文 ]

* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。


‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術