多職種で服薬情報共有を
厚生労働省の検討会は14日、高齢者の多剤服用(ポリファーマシー)対策などの医薬品適正使用に向けた中間取りまとめ案を概ね了承した。薬剤師などが参照可能な内服薬の多剤服用に関する適正使用ガイドラインを策定する必要性を明記したほか、処方情報や服薬アドヒアランスの状況などを多職種間で共有する仕組み作りを提言した。ガイドラインの作成に向けては、必要な情報などを集中的に検討するワーキンググループを立ち上げ、今夏をメドに初会合を開く予定。
中間取りまとめ案では、高齢者の薬物療法に関する現状について、服用薬の種類は75歳以上でより多い傾向があり、ポリファーマシーの患者に複数の医療機関を受診する傾向などを指摘。特に6剤以上の併用により、薬剤関連の有害事象の頻度が高くなる傾向にあることなどを示した。
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