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広がる処方せん薬の違法販売‐厚労省も指導に乗り出す

2006年6月22日 (木)

 処方せん薬の不適切な販売が広がりを見せている。CFSコーポレーションに続いてスーパー最大手のイオン、ドラッグストア業界最大手のマツモトキヨシ、近畿で店舗展開するライフォート、さらにスーパーの西友でも、処方せん薬を違法で販売していたことが明るみに出た。事態を重視した厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課は、業界団体である日本チェーンドラッグストア協会に再発防止を指示するなど、改善に向けた指導に乗り出した。

 監視指導・麻薬対策課によると、CFSが処方せんのない者に処方せん薬を販売していた事実を公表してから、マツモトキヨシ、イオン、西友、ライフォートなどが次々と、処方せん薬を不適切に販売していたことを、自主的に報告してきたという。

 そのため同課では、21日午前に日本チェーンドラッグストア協会の担当者を呼び、調査を行うと共に、早急に再発防止策をまとめるよう指示した。

 ただ、薬局や一般販売業などの開設許可は、都道府県に委任されている関係から、同課は「国で指導するのは難しく、都道府県に協力を依頼したい」としており、23日に開く全国薬事監視担当係長会議で、都道府県などの担当者に現在までの状況を説明すると共に、協力を求めていく考えだ。

 処方せん薬の違法販売の状況は、イオンの場合は17府県35店舗(イオン25店舗、マイカル2店舗、イオン九州5店舗、琉球ジャスコ3店舗)で、計142個が販売された。マツモトキヨシは首都圏、近畿、北海道、東北、東海地方の15都道府県・162店舗において8品目468個。ライフォートも兵庫県内の6店舗で6品目52個。西友も9都県の19店舗で、5品目88個を販売した。

 販売された品目は、企業・店舗により若干の違いはあるものの、かなり重複・類似している。どこか1社(店)でも販売された医薬品を列挙すると、次の通りである。

 ▽ネオフィリン錠(強心・喘息治療薬)▽アタラックスP(抗アレルギー性緩和精神安定剤)▽コンバントリン錠、コンバントリンドライシロップ(駆虫剤)▽ウロナミン腸溶錠(尿路消毒剤)▽ウナセルス(合成抗菌剤)▽ナリジクス酸カプセル(合成抗菌剤)▽ヒノポロン(歯周疾患治療剤)▽ヂヒドリン軟膏(歯科口腔用薬)▽リンゲル液ソフトバック(輸液)▽ボスミン液0・1%(日本薬局方エピネフリン液)

 なお、この中でボスミン液はライフォートが販売していたものだが、処方せん薬となる前は要指示薬の指定を受けていた。各社とも、昨年4月の薬事法改正によって医師等の処方せんが必要となった商品を、不手際により誤って販売したと理由を説明しているが、明らかに管理体制の甘さがもたらした結果といえそう。




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