TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【シンバイオ製薬】トレアキシンの足場固める‐特許期間を31年まで延長

2017年10月17日 (火)

 シンバイオ製薬は、米イーグル・ファーマシューティカルズから抗癌剤「トレアキシン」(一般名:ベンダムスチン)に関するRTD製剤、RI製剤の液剤で日本における独占的開発・商業化権を取得し、最大の懸案事項だったトレアキシンの特許期間を2031年まで延長させた。現在、エーザイと協業し、トレアキシンの凍結乾燥注射剤(FD製剤)を国内で販売しているが、現行では20年までの特許期間となっていた。FD製剤に比べ、溶解が不要で希釈時間が短縮できるなどの医療上のメリットもあり、承認申請を急ぐ。トレアキシンは当面開発中の適応症だけで薬価ベースで売上200億円の目標を掲げる。今後は、再発・難治性高リスク骨髄異形成症候群(MDS)を対象とした第III相試験で、11月末に中間解析結果の発表を予定する抗癌剤「リゴセルチブ注射剤」で、ビジネスを軌道に乗せられるかが大きな焦点となる。

 今回の契約では、シンバイオはイーグルに対し、1250万ドル(約14億円)の契約一時金と承認取得時のマイルストン、販売開始後には販売額の目標達成に応じた販売マイルストンとロイヤリティを支払う。ベンダムスチン液剤は、米国ではイスラエルのテバファーマスーティカルが「ベンデカ」の製品名で販売し、ベンダムスチン市場の97%を獲得するなど普及しており、トレアキシンのプラットフォーム化を固めた格好だ。


[ 記事全文 ]

* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。


‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術