国内で共同研究狙う
デンマークのレオファーマは、外部資源を活用した皮膚科領域での新薬探索に向けた「LEOオープンイノベーション」の取り組みを国内でも本格的に展開する。皮膚科領域のスペシャリティーファーマとして培ってきた化合物評価のノウハウを用いて、パートナー企業のシーズを無償・付帯条件なしで評価試験を行い、活性が認められれば、共同研究へとつなげていく方針だ。ギッテ・アーボ社長兼CEO(写真)は、11日に都内で会見し、「日本の製薬業界は世界でも強力であり、アカデミアにおいても、薬学、化学の領域で優れた研究者やリーダーがいる」と評価し、シーズ獲得の可能性を広げていきたい考えを示した。
レオファーマは、乾癬やアトピー性皮膚炎などの皮膚科領域に特化した事業を展開。デンマークを拠点に日本を含む世界65カ国で事業を手がけている。販売する薬剤は、各種外用製剤に加え、JAK阻害薬「LP0133」、抗IL-17受容体抗体「ブロダルマブ」、抗IL-13抗体「トラロキヌマブ」などを保有し、国内では乾癬治療薬「トボベット」を販売している。
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