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【クインタイルズIMS】市販後ビジネス、国内で創造‐PMSモニター設置、人材とRWDを融合

2017年10月17日 (火)

 クインタイルズIMSは、実臨床データを活用し、製薬企業向けに上市医薬品の育薬を支援するビジネスを強化する。重点領域に位置づけるのは、▽製造販売後調査(PMS)▽安全性情報管理▽実臨床のリアルワールドデータ(RWD)研究による薬剤評価――の三つ。来年4月から医薬品の製造販売後調査及び試験の基準に関する省令(GPSP省令)の改正、国の医療情報データベース(MID-NET)の本格運用、2月には臨床研究法の省令公布と国内で市販後エビデンスを創出する環境が整備される中、施設契約ベースでの研究に強いクインタイルズと、RWDを使った研究デザインや解析ノウハウを持つIMSヘルスの強みを融合し、新規市場を開拓する。

 同社は、グローバルCROでは最大手だが、クインタイルズとIMSの統合でCROビジネスの変革に取り組む。既に治験では、IMSのデータベースを通じて、全国の各医療機関が治験デザインに適した患者をどの程度組み入れられるのかを可視化し、治験実施可能性のフィージビリティを調査。これにより、最適な実施医療機関を選定し、追加症例の組み入れや新たな治験実施医療機関の追加や再選定をなくし、開発期間の短縮やコスト削減を図っている。


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