政府は24日、2017年から5カ年の「第3期がん対策推進基本計画」を閣議決定した。全体目標として取り組むべき施策に「癌予防」「癌医療の充実」「癌との共生」の3本柱を設け、受動喫煙防止対策の徹底や癌検診の受診率向上、癌ゲノム医療に関する高度な機能を備えた病院の整備、医療職種間の連携強化をはじめとした緩和ケア体制の整備などを盛り込んだ。ただ、懸案の受動喫煙対策については、健康増進法改正案が国会に提出されていない現状を踏まえ、数値目標の記載を見送った。
癌の予防では、禁煙・受動喫煙防止対策の徹底、バランスがとれた食事といった一次予防に重点を置いたが、受動喫煙防止については具体的な対策を盛り込んだ健康増進法改正案の国会提出が滞っている現状を踏まえ、数値目標の記載は見送った。
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