関連検索: 武田薬品 米国事業 再編 武田アメリカ・ホールディングス 米アボット社
武田薬品は20日、100%子会社の武田アメリカ・ホールディングス(TAH社)と、米アボット社との合弁会社「TAPファーマシューティカル・プロダクツ」について、均等な価値で会社分割を行うことで、アボット社と合意したと発表した。これにより、TAP社はTAHの100%子会社となり、武田薬品は米国事業を一本化する。
具体的には、4月にTAP社をTAH社の100%子会社とした上で、7月に武田ファーマシューティカルズ・ノースアメリカ(TPNA社)とTAP社を合併させ、TPNA社が保有する開発機能を、武田グローバル研究開発センターに移管する予定。
1977年に開始したアボット社との合弁事業でTAP社は、前立腺癌・子宮内膜症治療剤「ルプロンデポ」、消化性潰瘍治療剤「プレバシド」などの米国における販売を通じて、武田薬品の医療用医薬品事業の成長に貢献してきた。
今回、米国での販売・開発機能を一本化することにより、武田薬品は事業運営の効率化を図ると共に、市場ニーズや製品ラインの状況変化に対応可能な体制を整備するとしている。
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