サンスターは、オーラルケアカテゴリーの主要ブランド「GUM(ガム)」の新たな歯周病予防シリーズとして、歯周病研究に取り組んできた同社のプロフェッショナル(専門家)たちが先進の歯周医学に基づいて開発した「ガム歯周プロケアシリーズ」を17日より新発売した。新シリーズは、ハグキの毛細血管に着目し、“ハグキの内側から歯周病を予防する”という新たなアプローチで、まずはペースト、デンタルリンス、デンタルブラシ、歯間ブラシL字型、歯間ジェルの5種類で展開し、順次、高機能歯周病予防シリーズのラインナップを拡充していく。
毛細血管は、細胞に栄養や酸素を運ぶ重要な器官で、ハグキにも毛細血管は無数に通っている。加齢などに伴いハグキの血流が滞ると、ハグキ細胞に栄養や酸素が十分に届かず、防御力が下がり、歯周病リスクが高まることが判明してきた。サンスターでは、このハグキの毛細血管に着目し、歯周病予防に向けた新発想のシリーズを開発した。
「ガム歯周プロケアペースト」(医薬部外品)は、歯周病菌の殺菌に加え、ビタミンEn(ニコチン酸トコフェロール)とビタミンB6のダブルビタミンの働きで、ハグキを内側から強くして歯周病を予防する。ビタミンEnがハグキの血行を促進し、ハグキ細胞に栄養や酸素を届けやすくすると共に、ディフェンシン(防御成分)の産生を促進することで、菌に対する抵抗力がアップする。
また、ビタミンB6が代謝を助けてハグキを活性化し、β-GR(β-グリチルレチン酸)がハグキ細胞に浸透し、腫れや出血の発生を防ぐ。殺菌成分CPC(塩化セチルピリジニウム)が歯周病菌を殺菌し、高濃度フッ素1450ppmを配合した(高濃度フッ素のため6歳未満の子供の使用は控える)
ペーストは「レギュラータイプ」(税別希望小売価格50g400円、90g700円)のほか、イオンベール成分の硝酸カリウムを配合した「知覚過敏ケアタイプ」(48g400円、85g700円)、潤滑剤のアボカドオイルを配合した「うるおいタイプ」(48g400円、85g700円)の3タイプ。
「ガム歯周プロケアデンタルリンス」(医薬部外品)は、抗炎症成分がハグキ細胞に浸透し、ハグキを内側から強くする。ビタミンEがハグキの血行を促進し、β-GRが腫れや出血の発生を防ぎ、CPCが歯周病菌を殺菌する。とろみのある薬用液がやさしく包み、刺激が少ないノンアルコールタイプ。420mL850円。
このほか、「ガム歯周プロケアデンタルブラシ」は、歯科衛生士との共同開発によるもので、新形状のハンドルと、毛先が3本に分かれた独自開発の“ハグキケア毛”が、血流の弱ったハグキをやさしくマッサージしながら歯周プラーク(歯垢)をかき出す。4タイプ各1本380円。「ガム歯周病プロケア歯間ブラシL字型」は、奥歯の歯周プラークをしっかり除去できるL字型ハンドルで、4サイズ各500円。「ガム歯周プロケア歯間ジェル」(医薬部外品)は、β-GR配合の歯間ブラシ用のジェルで、13mL380円。
新シリーズのユーザーは、ハグキや免疫力の弱ってきた45歳以上ぐらいをイメージとしており、ターゲット層でもある俳優の佐々木蔵之介をCMに起用し、26日から放映を予定する。「TV・新聞をメインに雑誌、デジタルメディアなども活用し、強力にアプローチしていく」(同社マーケティング部)という。