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【大塚製薬工場】DOLを完全子会社化‐数年内に人工膵島を臨床入り

2018年02月01日 (木)

 大塚製薬工場は、豪リビング・セル・テクノロジーズ(LCT)とのニュージーランド合弁会社「ダイアトランズ大塚(DOL)」について、LCTから全株式を300万豪ドル(約2億6000万円)で取得し、完全子会社化する。LCTが開発し、大塚製薬工場とDOLが保有する糖尿病治療用バイオ人工膵島「ディアベセル」の開発に注力するため。数年以内に米国で臨床試験を開始する予定。日本での開発も検討中としている。

 ディアベセルは、人移植用に無菌状態で飼育されたブタの膵島細胞をカプセルに閉じ込めたカプセル化ブタ膵島細胞で、糖尿病患者の腹腔内に移植し、インスリン分泌を補充する装置。重症1型糖尿病患者の新たな治療選択肢を見込んでいる。大塚製薬工場が米国と日本、DOLがその他の地域の開発・製造販売権を有している。


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