◆「二兎追う者は一兎も得ず」という古い諺はこの選手には通用しない。野球の米メジャーリーグでロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が「投手」「野手」の二刀流で旋風を巻き起こしている。投げては2勝、打っては毎試合本塁打、ヒットを放ち打点を稼ぐ。開幕前に渦巻いていた批判論も自らの結果で封じ込め、全米を賞賛に変えた
◆二刀流の凄さを製薬業界で例えるとすれば、「月曜日と火曜日は研究室にこもって化合物を合成する研究者、水曜日、木曜日は地域の医療機関を訪問しているMR、金曜日は午前・午後で、研究者とMRをやっています」になるのかもしれない
◆業界の常識を突き破り、偉業を成し遂げる突出型の「個」はどの世界にも存在するはず。大谷選手はきっと才能だけではなく、周囲の環境にも恵まれたのだろう
◆なぜならば、豊かな才能の持ち主が隣にいたとしても「まだ早い」「特別扱いするな」という組織ばかりだから。それでも日本社会から若い才能が飛び出す。製薬業界も才能を潰してはいけない。
製薬業界の「大谷翔平」を潰すな
2018年04月16日 (月)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
企画
寄稿