
山田純一社長
人材サービス大手のパーソルグループは、傘下で臨床開発を受託するCROのメディクロスと安全性情報管理業務を受託するPVネクストの2社を統合させ、今年度から新会社「パーソルファーマパートナーズ(PPP)」として事業を開始した。PPP社長に就任した山田純一氏(元PVネクスト社長)は、本紙のインタビューに応じ、「モニタリング業務で長年実績を重ねてきたメディクロスと、安全性情報管理(PV)という尖ったアウトプットができるPVネクストが一緒になることで、サービスラインナップが拡充した。PVを有するCROとしての強みを発揮していきたい」と統合によるシナジー効果に自信を示した。
パーソルグループは、90社以上ある子会社の再編による業務の効率化を図っており、その一環として製薬企業向けアウトソーシング事業を展開する2社も統合させ、PPPが誕生した。「パートナーとして顧客と同じ目線でサービスを提案していきたい」との思いを社名に込めている。山田氏は、2社それぞれの強みであるモニタリング業務とPV業務について、「この二つが基軸であることはぶれないでいきたい」との方針を示す。
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