工藤一郎氏(昭和大学薬学部長)が4月27日、骨盤内小細胞癌のため死去した。59歳。通夜・告別式は工藤家並びに昭和大学薬学部衛生化学教室の合同葬として、1、2日に東京大田区の光教寺で行われた。喪主は妻・佳代子さん、葬儀委員長は原俊太郎氏(同大薬学部衛生化学准教授)。なお後日、大学葬も予定されている。
工藤氏は、1972年3月東京大学薬学部薬化学科を卒業、東京大学助教授を経て、94年4月に昭和大学薬学部教授に就任。その後、07年4月からは薬学部長の要職に就いていた。
また、日本薬学会理事・薬学教育部会長など歴任、有限責任中間法人薬学教育協議会理事、日本学術会議連携委員なども務め、薬学部6年制に伴う指導薬剤師育成など薬学教育の発展に向け尽力した。