風疹が東京都や千葉県、神奈川県といった首都圏を中心に流行している。近年、風疹患者の中心は小児から成人へと変化しており、今回の流行の中心は成人男性で、国立感染症研究所は緊急情報を発し、成人男性のワクチン接種や、妊娠20週ごろまでの妊婦の風疹ウイルス感染には注意を呼びかけている。
2018年第1~41週の風疹患者累積報告数は1289人で、第40週までの累積報告数1103人から186人増加した。08年の全数届出開始以降では、18年は13年、12年に次いで3番目に多く、17年(93人)の14倍の報告数となった。41週までに、先天性風疹症候群の報告はないが、過去には12年に2386人、13年に1万4344人の患者が報告され、この流行に関連した先天性風疹症候群が45人確認されている。
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