ツムラの加藤照和社長は、7日の決算説明会で、主力品である「六君子湯」の売上減に言及。機能性ディスペプシア患者に対する六君子湯の多施設二重盲検試験の新規資材「DREAM Study」の活用が遅れたことと、消化器専門以外の開業医に対するプロモーションの不足が苦戦の要因と分析し、下期は市場環境や地域性、患者の病状傾向などを踏まえたMRの提案力の底上げで巻き返しを図る考えだ。こうした課題を解決することで、「上部消化管疾患治療薬のファーストラインとして地位を確立したい」との目標を語った。
ツムラは同社では初めて、エビデンス構築を強化する「育薬処方」について中間期売上が減少した。主力製品の一つである「六君子湯」は0.5%減の35億円となっている。
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