血糖自己測定器の新製品が、三和化学研究所とアークレイの2社から、10日に発売される。
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三和化学研究所が発売する小型血糖測定器「グルテストエブリ」は、煩わしいボタン操作が不要で、側面にラバーを装備し操作時の持ちやすさを実現。血液量が足りない場合はブザー音とエラー表示で知らせる血液量検知機能も搭載した。
また、国際糖尿病連合(IDF)のガイドラインに重要性が強調されて以来、注目されている食後の血糖値を管理するため、食事開始時刻からの経過時間も表示。手を触れずにワンタッチでグルテストセンサーを破棄できるなど、感染予防対策にも配慮した。
三和化学研究所では、初年度の販売目標として5億円を見込んでいる。税込み希望小売価格は9450円。
アークレイが発売する血糖自己測定器「グルコカードマイダイア」は、「自分だけの測定器がほしい」といった要望に応え、デザインのカスタマイズ機能を実現した。サイドラバーを好みの色(無地15色+デザイン入り5種類以上)に、さらに名前や施設名などを入れたネームプレートを貼ることで、世界に一つ、自分だけの測定器を可能にした。使用者がひと目で分かるため、取り違え防止にもつながる。
機能面では[1]食後経過時間の表示機能[2]血液不足時のエラー表示[3]センサー廃棄レバーによる感染防止機能――と従来機種の使いやすさを踏襲し、安全性と信頼性を高めている。
税込み価格は9450円。販売は国内販売統括会社のアークレイマーケティング。