患者向けに医薬品の治験・医療情報を提供するスタートアップ企業「Buzzreach」(バズリーチ)は、製薬企業が登録した自社の治験情報を、連携している治験希望者データベースや患者会などに発信する情報プラットフォーム「puzz(パズ)」を本格稼働した。製薬企業から患者に治験情報を提供する際に同社がつなぎ役となることで、治験参加を希望する患者ニーズに応える一方、製薬企業には短期間で条件に合った被験者を集められるようサポートする。代表取締役の猪川崇輝氏は、「国内の全ての治験が製薬企業から当たり前のように登録され、患者に公開される文化を創っていきたい」と話している。
バズリーチは、国内で被験者募集支援(PRO)事業を展開するクロエからスピンアウトしたスタートアップで、2017年6月に設立された。今回開始したサービスでは、製薬企業が実施する治験の登録情報が治験参加希望者向け情報メディア「smt(エス・エム・ティー)」に反映され、患者はパズを通じて最新の治験情報にアクセスできるという二つのデータベースを用いた仕組みとなっている。
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