IQVIA・松井氏が講演
IQVIAソリューションズジャパンは、米国本社が海外で展開する電子カルテや調剤レセプトなどの多様なリアルワールドデータ(RWD)を解析し、指定した疾患で発症リスクが高い人や患者個々の状況から、その後の重症化を予測できる新たなソリューションを国内製薬企業など法人向けに投入する。RWDコンサルティングシニアプリンシパルの松井信智氏は、このほど都内で講演し、「われわれが収集したデータを用いて社会実装していく」と強調。予防・未病ビジネスに乗り出す製薬企業や保険会社、調剤薬局からも「(新規サービスとして)相談が増加している」と述べ、今後の展開に意欲を示した。
同社では、RWDを用いた医療関係者向けソリューションについて、医薬品の臨床試験や製造販売後調査などの領域で、エビデンス創出や安全性解析の用途で提供してきた。しかし、RWDソリューションに対する最近の各企業の活用について、医療でのエビデンス構築や業務効率化といった用途から、患者の実生活をどのように支援していくかというモデルに変わってきているという。
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