日本保険薬局協会(NPhA)は、政府の社会医療診療行為別統計をもとに、かかりつけ薬剤師の機能発揮や調剤基本料別の技術料算定状況を分析した結果を、8日の定例会見で公表した。調剤基本料別の技術料算定状況について、調剤基本料1以外の薬局で、かかりつけ薬剤師指導料など技術料の算定実績が高く、薬局に求められる機能に積極的に取り組んでいると分析。地域支援体制加算が無条件に基本料1の薬局で算定できるのは公正でないとして、機能に応じた調剤報酬体系を求めた。
社会医療診療行為別統計は、医療保険制度における医療の給付の受給者に係る診療行為や調剤行為の内容、薬剤の使用状況等を明らかにし、医療保険行政に必要な基礎資料を得ることを目的に、毎年6月審査分の状況を公表しているもの。今回、NPhAは、2015~18年の4年分を分析した。
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