“
日本化薬と日本ケミファは、制吐剤「グラニセトロン」のジェネリック医薬品「グラニセトロン点滴静注液3mgバッグNK」と『グラニセトロン内服ゼリー1mg「ケミファ」、同2mg』をそれぞれ新発売した。
日本化薬が発売した点滴静注液は、昨年発売したシリンジ製剤に次ぐキット製剤。点滴バッグに薬液が装填されているため、薬液を注射筒に移し替える必要がなく、細菌汚染や異物混入の可能性を低減できるのが特徴。バッグに薬剤名を記載し、薬剤の取り間違えがないように配慮した。同社は、制吐剤にキット製剤を加え、癌領域のジェネリック医薬品のラインナップをさらに強化した。
一方、日本ケミファが新発売した内服ゼリーは、経口グラニセトロン製剤では、国内初のゼリー製剤。スティックタイプのゼリー剤で、高齢者や嚥下困難な患者に服用しやすい剤形になっているのが特徴。また、充填した空気の作用でゼリーを押し出すエアープッシュ式のため、薬剤の取り出しに強い力を必要とせず、簡便に服薬できる。さらに、内服ゼリーという初めての剤形となることから、患者用服薬指導せんを添付し、医師や薬剤師への服薬方法の徹底や注意喚起を図るよう配慮した。
薬価は、グラニセトロン点滴静注液3mgバッグNKが3192円、内服ゼリー1mg「ケミファ」が615・70円、同2mgが1111・80円。
“