厚生労働省は1日付の事務連絡で、中国の武漢市を中心に感染拡大する新型コロナウイルス感染症に対応した「帰国者・接触者外来」の設置など、医療体制の整備を都道府県に要請した。感染が疑われる人が受診できる体制が整った同外来を二次医療圏ごとに1カ所以上設け、各保健所に設置される「帰国者・接触者相談センター」が電話によって外来がある医療機関を案内する。外来、相談センター共に今月上旬をメドに開設する。
新型コロナウイルス感染症の疑い例の定義として、▽37.5度以上の発熱状態で呼吸器症状を有している▽発症から2週間以内に中国・湖北省への渡航歴がある、もしくは湖北省への渡航歴があって発熱と呼吸器症状を有する人との接触歴がある――のいずれも満たす場合としている。
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