アステラス製薬は21日、ミトコンドリア関連疾患の創薬技術を持つ英バイオベンチャー「ナンナ」を買収したと発表した。一時金として1200万ポンド(約16億円)を支払い、今後の開発の進捗に応じたマイルストンとして最大5750万ポンドがナンナの株主に支払われる可能性がある。今回の買収でナンナが保有する細胞内標的に作用する化合物のスクリーニング技術や化合物ライブラリーを獲得した。
ナンナは、2012年に設立した英ケンブリッジを拠点とするバイオベンチャーで従業員数は13人。新薬候補となる低分子化合物のDNAエンコード化合物ライブラリー(DLEs)と独自のスクリーニング技術を有し、これまでのDLEs技術ではできなかった細胞内標的に作用する化合物スクリーニングが可能になる。
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