安倍晋三首相は4日に開催されたグローバルワクチンサミット2020(Gaviワクチンアライアンス第3次増資会合)で、新型コロナウイルス感染対策として、ワクチン供給体制の整備等に2021年から5年間で計約3億ドルを出資する考えを示した。
同サミットは、発展途上国等でのワクチン購入、流通の確保、提供体制の整備の充実を目的に、21~25年の活動資金調達を目的に開催されたもの。主催国の英国、米国、中国など35カ国の首脳級、世界保健機関(WHO)の代表などが出席し、約88億ドルを調達した。安倍氏はビデオメッセージで、「次の5年間のGaviの取り組みでは、日本企業の優れたイノベーションを世界の感染症撲滅のために今まで以上に生かしてほしい」と述べた。